明日東京の実家に帰るので、
その前にかるく復習中。
言わずと知れた
芥川賞作家・又吉直樹先生が送る、
東京にまつわる100のお話。
実話風のお話から
フィクションまで、
色んな文章が楽しめます。
油断していると、
ドキッとする何気ない一文に
出会えるところも好きです。
「自意識の捨て場所を探していた」とか。
冒頭からサラッと、
すごいこと言ったりします。
なぜかしんどくなると、
この本が読みたくなります。
ではここで
私流の癒し方法をご紹介。
『七十六 池尻大橋の小さな部屋』
からスタート。
「ゆずり合いはなし」の夢物語へ
レッツトリップ。
焼肉・お寿司・フランス料理で、
まずはたっぷり腹ごしらえ。
そこから海と露天風呂で
ゆっくり疲れを癒します。
風呂上がりのパピコは大事。
元気になったらテーマパークへ。
銀座でお買い物して、
海外旅行も楽しみます。
ここの軽快な文章は、
読んでいるだけで
とっても楽しい。
想像の世界で遊び疲れた後は、
『九十九 昔のノート』を。
「死にたくなるほど苦しい夜には、
これは次に楽しいことがある時までの
フリなのだと信じるようにしている。」
という言葉を何度も読み返し、
安心して目を閉じます。
長いフリだこと。
と、ちょっと笑いながら。
テンションが上がる本とは
言い難いですが。
カッコ悪くていいんだなぁ、
と思わせてくれる本です。
引っ張り上げてくれるのではなく、
そっと横に並んで座ってくれる感じです。
独特の距離感で。
帯文にある「東京の屍」に、
もうすぐ私も戻ります。
この本と一緒なので、
きっと大丈夫です。
『東京』という歌は、
なぜか名曲ばかりだし。
不思議。
では明日引越しなので、
ちょっとブログ休みます。
ではまた。
ありがとうございました。