2020年10月8日木曜日

今日の本:東京怪奇地図 (森真沙子著)


 こんにちは。


最近読んだ本が

面白かったのでご紹介。



『東京怪奇地図』


6編から成る短編ホラー小説です。


舞台は東京下町がメイン。

千束・深川・千駄木

隅田川界隈・六本木・田端の町を

リアルに描写しています。


知っている町があると、

「あの辺か~」と

脳内再生余裕です。

それ位リアル。


文体も読みやすいので、

サクサク読めます。


そして気が付くと、

不思議な世界に

入り込んでいます。


いつもの日常のはずなのに、

なんだか心許ないかんじ。


話によっては、

時間軸もブレてきます。


過去も現在もごちゃ混ぜになり、

樋口一葉や芥川龍之介、

永井荷風といった文豪が

しれっと登場したりします。


でも全く違和感が仕事しない。


いつの間にか

タイムスリップしている

不思議な気持ちを味わえます。


恐怖というより幻想小説だなぁ、

と感じました。


読みやすくて面白かったです。

特に「偏奇館幻影」が好き。


夏に読み返したい本が

ひとつ増えました。


下町&文豪好きは是非。


ではまた。

ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

奥さん知ってるでしょう?GWでございます。

  こんにちは。 さて今年のGW、 皆さまは何連休でしょうか。 私は2連休です。 通常勤務だぜ。いぇい。 (もちろん振替休日なし) さらに。 通常授業に加え  GW特別講座があるため、 普段の倍ほど忙しいです。 「休みなのに勉強してえらいなぁ」 と思いながら、 白目で走り回ってい...