2020年9月26日土曜日

今日の本:ランゲルハンス島の午後(村上春樹著)


 こんにちは。


やっと引越し祭りが

一旦終了しました。

今は絶賛就活中。


ちなみにお部屋の家具は、

実家で余っていたものを再利用。


服やカバンも、衣装持ちの

母&妹の物を適宜拝借。


おかげであだ名が、

アリエッティになりました。


ま「借り暮らしって楽しいね」


母「うるさいわ」


そのうち買いそろえます。


*****


さて、今日は本の話でも。



村上春樹著

『ランゲルハンス島の午後』。


1984年に、

CLASSYで連載していた

エッセイ集(25編)。


見開きページで

エッセイとイラストが

交互に続いているので、

サラッと読めます。


大人の絵本といったかんじ。



特に心に残ったのは、

『10 時計はいかにして増加するか』

という一篇。


「人生とは時計の増加の過程に

過ぎないのではないかと、

ふと考えることがある。」

という一文から始まります。


内容をざっくりいうと、

『結婚当初は家に時計がなかったのに、

今では16個もある』

というお話。



この『物理的な時計の増加』の話を読んで、

私は『精神的な時計の増加』ついて

考えていました。



というのも、

先月までサラリーマンの妻で

昼間は事務職の朝方生活。


それが今は、独身で休職中。

たまに自由業の家業を手伝う

昼~夜がメインの生活。


生活・場所・体内時計・肩書、

全てが変わりました。



変わったこと自体は

何も悪くない。


むしろウェルカム。

これからに超期待。



ただ、新しい生活に

時計が上手く合わせられず

ずっと時差ボケ気分。


引越してから、

もう3週間経つのになぁ。


そんなことを思いつつ

ぼんやり読み進めていたところ。



この悩みに、

『14 哲学としてのオン・ザ・ロック』

というお話がヒントをくれました。


「サマセット・モームの

『どんな髭剃りにも哲学はある』

という言葉もそのひとつである。」


「どんな些細なことでも毎日続けていれば、

そこにおのずから哲学は生まれるという

趣旨の文章である」


とのこと。


どんな時差ボケにも、

哲学はある。


・・・といいな。



きっとこの時計は、

就職が決まるまでの期間限定。


もっと大切にしようと

思い直しました。


今までしてこなかった経験も、

たくさんさせてくれるし。


楽しまないと、

なんか損した気分かも。


そう思わせてくれる一冊に、

いいタイミングで出会えました。


これだから

読書はやめられないぜ。


はー就活がんばろ。


ではまた。

ありがとうございました。

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